事故防止委員会より12月研修を行いました。

12/18・/19に離設シミュレーション研修を行いました。
今回の内容は
「離設が起きた際の対応をマニュアルに沿って確認する。」と
「注意点の確認・情報共有が速やかに行えるようにシミュレーションをする。」
でした。
まず初めに、離設防止の為の具体策の説明を行い、実際に発生した時の対応手順を確認しました。
前年度にも同様の研修を行いましたが、一部マニュアルの見直しがされた箇所があり、その部分の再説明および、周知を行いました。


今回も、職員がご利用者役となり、2Fご利用者が離設をされたと仮定して、シミュレーションを行いました。
15分経過しても発見に至らなかった場合は、警察や徘徊SOSネットワークへ協力を求めます。
その際、情報シートを作成する必要があり実際に用紙へ記入してもらいました。
今回のシミュレーション研修でも、京丹後市長寿福祉課(徘徊SOSネットワーク)にもFAXを送信するなどの協力をお世話になりました。


情報シートの作成と並行して実際に施設内の捜索も行いました。
研修参加者から5~6人ほど選出して、実際に1Fと2Fの捜索をしてもらいました。
捜索後、どこを捜索してきたのか、どこに注意をして見てきたのかなど報告してもらいました。
他研修参加者から、報告された箇所の他に、注意すべきところや、見る必要がある場所はないか意見を募ると、色々な意見が出てきました。中には確認が甘い箇所もありましたが、捜索を行った職員も注意しなければいけない所はしっかりと押さえて探せていました。

どれだけ発見しづらいかを体感してもらうために、実際に外へ出てご利用者役の職員の捜索も行いました。
捜索に出た時刻は18時を回っており、外は真っ暗で雨も降り視界が悪くなっていました。
今回の研修を行い
「同じ内容で2回目になると皆の動きもスムーズになっている気がしました。 繰り返しの研修の意味を再度確認できました。」
「暗くて雨も降っていたので探すのが難しく感じました。」
「ご利用者役となる職員の事は始まる前に話したり見たりしていたのに、服を覚えてなかったことにびっくりしました。普段から気をつけていくように心掛けたいです。」
「外での捜索を行った際、暗く視界も悪かったため、水たまりに足を突っ込んでしまい、捜索に当たる側も気をつけないと二次的な問題が起きる可能性がある事を実感しました。」
等の意見が聞かれました。
実際に体験する事の大切さも感じつつ、離設が発生してしまわない様に事前の対策・対応が必要だと感じることのできた研修となりました。

