【災害訓練報告】もしもの時に備える!ふくじゅの洪水避難訓練

突然の災害から大切な命を守るために
京丹後市やさか老人保健施設ふくじゅでは、万が一の事態に備え、定期的に様々な防災訓練を実施しています。この度令和7年6月27日(金)15:00から15:30にかけて、「大雨による河川の氾濫、洪水」を想定した避難訓練を実施しましたのでご報告いたします。
この訓練の最も重要な目的は、有事の際に利用者様が迅速かつ安全に避難できることです。訓練を通じて、避難経路や避難場所を確認し、職員が適切な避難誘導の方法を習得することを目指しています。
今回の訓練対象となったのは、主に2階の利用者様と、災害対策委員を中心とした当日勤務の全職員です。
職員は緊張感を持って訓練にあたると共に、ケガや事故のないよう十分留意するよう、事前確認をおこないました。

訓練の流れと具体的な避難方法
今回の想定は、地域の川が氾濫する恐れがあり、市から「避難準備・高齢者等避難開始」が発令された状況です。これを受けて、2階の利用者様を中央階段を使って3階へ避難して頂く内容で訓練を実施しました。
訓練の主な流れは以下の通りです。
- 15:05:前日からの降雨状況を確認し、利用者様・職員の安全確認と、テレビ・ラジオ等からの情報収集を開始。(想定)
- 15:10:京丹後市から避難開始が発令されたという想定で、本格的な避難行動が開始されました。
避難方法
・2階から中央階段を使い、3階へ移動。
・3階にて、避難者の人数と状態を確認。
・訓練用の防災頭巾とヘルメットを使用し、安全に配慮しました。
・特に車椅子の利用者様は4人体制で介助し、安全に移動しました。


全ての避難者の3階への避難が確認された後、訓練は終了となり、事務所前にて施設長による講評が行われました。

まとめ:安全は日々の積み重ね
今回の洪水避難訓練は、災害対策委員を中心とした職員の連携、そして利用者様のご協力のもと、無事に終了しました。緊急時において、いかに迅速かつ安全に避難できるかは、日頃からの準備と訓練にかかっています。
この訓練は、「予行演習」のようなものです。実際にその時が来る前に、避難経路を確認し、備品の準備を整え、職員との避難誘導を訓練することで、いざという時に迷わず、安全に避難場所へたどり着くことができます。
ふくじゅでは、これからも利用者様の安全を最優先に考え、こうした訓練を継続してまいります。






