浴槽内座位と片麻痺の方の掌を開く方法の勉強会を開催。
1月17日(木)17:15~17:45に通所リハとリハスタッフが集まって勉強会を開催しました。
入浴は日本人の楽しみに一つです。その入浴も障害をもつと入りずらい、怖いものになることがあります。高齢者のお風呂場での事故が多いというデータもあります。
また、片麻痺になると麻痺側の手は自然に握っていることが増え硬くなる人がいます。そうすると掌を開いて洗う事が難しくなり不潔になりやすいです。また、爪を切るにも工夫が必要です。
そこで今回、浴槽内で溺れやすいメカニズムと浴槽内で安定して座る工夫、片麻痺の方の掌の開き方について勉強会をしました。
勉強会の様子
浴槽内座位について
浴槽内で溺れやすいのはなぜか考えていきます。
浴槽内で溺れると元通りに座り直すことがなぜ難しいのか考えます。
そして浴槽内で安定して座る方法を考えます。
片麻痺の方の掌の開き方
掌の開き方を考える前に筋肉の走行について確認をします。
ありがちな過ちや大切な視点を確認します。
一人で難しい場合は、協力体制をとる事も大切です。
アンケートの結果
8人がアンケートに答えてくれました。
アンケート結果
5大満足(4人)
・基礎から分かりやすく説明していただき勉強になった。
・新しい知識を勉強できた。
・あっという間に時間もたち、なるほどなと納得できる研修内容でした。とても勉強になりました。
・手の開きのメカニズム、勉強になりました。
4満足(4人)
・屈曲の手の開きを伸展できる方法を学べた
・爪切りなど麻痺の方の手のほぐし方は参考になりました。
・拘縮している手の開き方、参考になりました。メカニズムを知る事で、納得できたので、次回から取り入れて介助したいと思います。
・身体のメカニズム的なところからだったので大変参考になりました。
3 2 1 (0人)
最後に
これからも研鑚を積み、関わりの工夫を見つけていけるようにすることで利用者の方の安心した入浴につなげていきたいと思います。
日本人はお風呂が好きです。障害を持ってもお風呂が好きでいられるようにお手伝いをしていきたいと思います。
理学療法士 岡野