通所リハスタッフとリハスタッフで和式動作介助の勉強会を開催
5月23日(木)17:30~18:00 に通所リハスタッフとリハスタッフによる勉強会を開催しました。今回は和式動作です。
障害をもつと、畳の上での動き方が難しくなりベッドや椅子を使った洋式生活に変更することが多いです。そのような中でも、少しでも和式動作ができると馴染みの生活習慣を続けることができます。
通所リハのご利用者の中にもそのような練習をしている方がおられます。
そこで畳の上で移動する方法を自分たちであらためて体験をしてみました。
勉強会の様子
人の動きを体験
いざり、四つ這い、片麻痺の場合のいざり、そして、そこから立ち上がる場合はどの位置に台があると立ちやすいか体験をしました。
体験してみるとバリエーションがあることが分かります。
介助量に影響する要因について
次に介助量について考えました。一般的には筋力低下が多くなるほど介助量が多くなるイメージですが、それ以外の要因を体験することで考えました。
実際の介助で介助量に関わる要因を意識してみる
介助に関わる要因を整理したところで、四つ這いへの介助、床から立つ介助で意識してみます。
アンケート結果の紹介
アンケートを取って今回の勉強会の振り返りや今後につなげています。
研修の満足度
5(大満足) 2名
・とってもよかったです。立ち上がりの方法も分かりやすかった。
・早速仕事で活かしていこうと思いました。
4(満足) 5名
・自己の研鑚に繋がると感じました。
・利用者に合わせた研修で分かりやすかったです。
・実際にやってみると色々と発見ができました。
・体の硬い方、座位不安定な方などの介助には不安はあります。
・リハビリ的な立ち上がり訓練で利用者への声掛けの仕方が分かったように思います。自分が体験すると動きが分かりやすかったです。
3(普通)~1 0名
理学療法士から一言
障害をもつと和式動作はやりにくくなるので、洋式生活に移行していくのが一般的です。ただ、できるだけ和式生活を続けたいという希望の方もおられます。そして、入浴を考えると浴槽内から立ち上がることが必要で、この動きは和式動作に似ています。
馴染みのお風呂に入るためにも、和式動作を介助するスキルは重要になります。
通所リハでは出来る限り馴染みの生活習慣を維持できるように、和式動作や入浴動作をしっかり支援したいと考えています。そして介助方法を身に付けることで職員の腰痛予防にもつながればよいと思っています。
理学療法士 岡野光朗